ミティラー美術館徒然草

新潟県・十日町市の濃緑の森にある美術館での日々の出来事・感じた事を、館長&スタッフが心の趣くままに綴ります。

silver

d17ceb85.jpgシルバー君は館長にべったりで、仕事の時も寝る時もいつも一緒。館長の後をとことことついていく姿は実に愛くるしい。最近では館長がトイレに行っている間も、ドアの外で見張りをするという忠犬ぶりも発揮!

シベリアンハスキーということもあり、幼少の頃は一冬グラウンドの犬小屋で過ごしたことも。今ではストーブの前に横たわったり、コタツの脇に寝そべったり、と猫まっしぐら!?な生活。そんなシルバー君も外にでれば、雪の海を泳いだり!雪の塊と格闘したり!一日中、雪の中にいても平気という強さは健在のご様子。

館長が外作業でユンボを操縦する時は必ず一緒についていって、動くバケット目がけて「ワンワン」吠えてます。この冬はさすがに毎日吠えていたため疲れたのか、最近では吠える回数も減り、雪の上で一人くつろいじゃってます・・・天気が良いときなんか、我々の作業を尻目に一人(いや、一匹か)日光浴しながら夢の世界にひたってます。ホント羨ましいかぎりだ・・・

今日はRさんが仕事休みなので、シルバー君のシャンプーをしてくれました。実に一ヶ月振りくらいでしょうか。ユンボのオイルや泥んこまみれになった毛も少しはキレイになったよう。良かったね、シルバー♪(by.Mn)

シルバー君の鼻にもっと太陽を

ab0efb8e.gif12月10日から1ヶ月ちかく雪が降り続きました。その間3日くらいだけ雪の降らない日があっただけ。毎日館長とお仕事に出かけていたシルバー君ですが、紫外線不足で鼻が茶色になってきました。いつもは瑞々しく真っ黒なんですが、1月の半ばくらいには、鼻の穴の周りと下の部分が薄茶色のまだら色に。日光が足りないっ!ほんと、お日様の出る日がほとんどなかったのです。薄曇りでも、お日様が出ているようでも、雪は降り続いていました。

15日頃から天気模様は少し寒さが緩んだり、晴れたり、雪が降ったりと変化がありましたが、29日はまっ青な空が広がりました。春めいた日射しが雪に反射してとても眩しい一日でした。久しぶりに太陽の恵みを全身に受け、寒いながらも気持ちの芯が暖まり、心が潤いました。お日様パワー!!有りがたいです。
最近は現場監督のお仕事が多いシルバー君ですが、傍ら日光浴にも精を出しておりますので、お陰様で鼻は、ほら、ほとんど真っ黒になりつつあります! (by matsui)

行きはヒョイヒョイ…帰りはバクバク!

eb8f1038.jpg 今季4回目の美術館の雪掘りがスタートしました!連日降り続いている雪が「ぎゅっ」と凝縮された屋根は、遠くから見るとそれほど多くないように錯覚しますが、実際は1m30cm近い重た〜い雪が屋根に伸し掛かっています。この凄さを体験できるのは、屋根に上った人だけ。屋根まで梯子をかけると、まず目の前に雪の壁が現れます。その壁を少し掘り、段差をつけ手足をかけられるようにしてから、「スノーダンプ」「とよ」「かんじき」等を順番に担いで屋根に上がります。そして胸近くまで埋まる中を泳ぐようにして「とよ」を設置する場所に進んでいきます。屋根の先端から40cmの幅で50cm程きれいに雪を掘ったところへ「とよ」を下ろして設置。覗き込むと傾斜もあり、設置しているMnが間にすっぽり埋まってしまっている。と同時にその視界の先に下の道まで入ってくるので、思わず「うっ、高!恐!」「だから美術館は苦手なのよ…」と心の声が訴えてくる。しかし、そんな尻込みしている暇などない。上ったからには通常通りバリバリいかなければならぬ!と言う訳で、サダシさん、ゴルカナさん、ララさん、Mnと一緒に1m30cmの雪を掘り落としていく。その甲斐があってか、屋根に上がってから1時間半で美術館本館の表側の雪を全て下ろし終えることができました。

 表側の雪掘りが終わり、お昼休憩へ降りる時、私の心臓はその日最大級の「バクバク」状態へ突入。今回掛けた梯子が、堅い雪が凍り付いた屋根の先端とぎりぎり同じ高さに設置されていたので、上る時にはただよじ登れば良かったのが、帰りは1mの雪の下へ恐る恐る降りた後、手でつかむ事もできない梯子に足を掛けて降りなければならなかったのです。「行きはよいよい、帰りはこわい」とはこのことをいうのでしょうか?

 さて、午後は助っ人に来てくださったKさんも加わり、総勢6名での雪掘りとなりました。ユンボ君がお休みということもあって、屋根に雪が閊えても人力でどかさなければならない状況の中、6名のパワー全快。何と、本館全ての雪掘りが終了しました!(by.R.H)

 追伸:なぜだか9時過ぎに早くも眠気が襲ってくる…雪に顔をうめようか

積雪計設置後の一瞬

7dd21306.jpg新しい積雪計(もちろん自作でございます)を設置いたしました。前の積雪計(胴打ち用の木を2本継ぎ足しただけのもの)が途中から何故かとれてしまっていて、また、傾きがあったため計りの正確性を欠いてしまっていたため「っしゃ、いっちょ作り直すか!!」ということになったワケです。今回は、前回よりも太い木を2本重ねてより強度をあげ、高さも5メートル50センチ対応の豪雪仕様。

新しい積雪計で積雪を見てみると、4メートルを切っていた・・・3メートル90センチ

これまで、かなりの雪が降っていたわけで、実際一時は4メートル30センチを越えたりもしたし、雪下ろしも6軒分+(プラス)美術館(体育館、本館はともに個々の家のに4倍の広さ)を多い所では5回、美術館ですら3回もすでに終えている訳で。。。今月13日から24日あたりの天気が恵まれた日がもし、曇りだったなら、もう5メートルという大台は軽くこえていたはず・・・正直、自分ではこの冬のこれまでの雪作業だって頑張ったつもりで、5メートル越えるという自分の未体験の中で「ここまでやってきたんだ!!」って思えるとすごい達成感というか、かなり誇りに思えるんですが・・・そりゃ、道が圧雪道になってしまって本村の方は村を出るしかなかったり、除雪の方だってとても大変でこれ以上の雪はいらないと願っていたり、雪によって怪我や命を落とされてしてしまった方大勢いることも、みんながもう雪はいらないと思う気持ちだって分かるし・・・

それでも・・・「五六豪雪を越えるんじゃなかったのかよーーー!!?」ってツッコミたくて仕方なかった、積雪計設置後のあの瞬間(by.Mn)

シルバー探し

7112e0e4.gifシルバー君の姿が見えなくなってから30分が、探しに行く出発の限界の時間。いろいろ寄り道しながら歩いていくシルバー君が、8キロ離れた町の入り口に到達してしまうからだ。そこを過ぎてしまうと、もう町中を探し回らなければならなくなる。21日の土曜の夜は、夕食もそこそこに出発した館長がギリギリセーフの地点で見つけることができた。

1回町まで行ってくるとしばらくは落ち着いているのに、何故かまた行ってしまったシルバー君。3日後の午前11時半頃、Mn君から「シルバーそっちにいない?」という電話が月見亭にきた。10時頃美術館にMn君と行ったけれど、いついなくなったかはっきりしないとのこと。時に、一人で月見亭に先に戻ってきたりすることもあるので、てっきりそうかと。すぐに外に飛び出して道の足跡を確認してきたR、「やっぱり町へ向かったみたい」 さぁ大変。Rも手伝って車の屋根の雪を下ろしたり、車から道までの除雪車が押した堅い雪をスノーダンプでどかしたりして、時間を取られたりしていると間に合わなくなってしまう!

大池から出てすぐの杉林の中では確認できたシルバー君の足跡が、県道に出るときれいに除雪された後で、足跡がなくなっていた。一つ目のカーブを曲がると雪庇落としの作業中だったが、ちょうど昼休みに入ったようで、止まっていたユンボにもタイヤショベルにも人はいなかった。町まで中間地点くらいの津池という村まで下りたが足跡もマーキングか所も見あたらない。もしかして雪庇落とし作業中で大型車が行き交って通れず、菅沼へ行ったかもしれないと思い、戻ることに。されどやっぱり菅沼にも足跡はなく、気配がなかった。ちょうど菅沼の道場で昼休みをとっていた雪庇落としの作業の方が一人駐車場の所へ出てこられたので尋ねてみると、「10時過ぎ頃には下っていったよ」とのこと。ガーン、もう2時間は過ぎてるー!

現状報告のため長岡へ大特免許取得のために行っている館長に連絡を入れる。菅沼を出るとすぐ携帯が通じなくなるので、警察への問い合わせは館長にお願いし、再び町へ向かうことに。足跡をRに探してもらい、私はハンドルを握る。美佐島駅ちかくで「あっ、マーキングがあった」とRが見つけたが、足跡はもうどこにもなかった。江道から町の入り口となる広い道を抜け、田川町へ回ったが見つからなかった。時間があまりにも経ち過ぎていた。館長に電話を入れると、警察の方にはまだいない、新座駅から国道に出て6丁目に回ってみたらどうかというので、再び広い道から新座方面へ向かう。十日町中学校の前を過ぎて1個目のカーブにさしかかった時、シルバー君らしきふさふさのグレーと白の尻尾の先端が目に入った。「あっ!シルバーがいた!」と声に出すと、「えっ、どこ?」とRが言う間もなくカーブを回りきると、すれ違う対向車を追うように、ドライバーの顔をのぞき込むように近づいていったり、うろうろと動きながら、道の真ん中をこちら方向に向かうシルバー君がいた。危ない!彼の後ろからもう1台対向車が向かってきている。

犬の存在に気づいたドライバーは速度を落としてくれたからよかったものの、危ないよ、シルバー君。追った車の反対側の私の車のことも、後ろから車が来ていることも全く意識がいっていない動き。道全体が見れていない。後続車がいないことを確認して、シルバーの側で止めて、ドアを開け「シルバー!」と声をかけた。すぐには分からず、もう一度名前を呼んだら、困ったような、曇っていた表情がぱぁっと明るくなって、「やっとお迎えの車だー!よかったぁ!」と言わんばかり。「おいでシルバー、ジャンプ」と声をかけ運転席側から乗っけた。約午後1時、無事保護。(1月24日)by Matsui
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ミティラー美術館

濃緑の森にある廃校になった小学校を利用し、1982年に設立された私立の美術館。ミティラー画をはじめ、インドのコスモロジーあふれる豊かな民族(俗)芸術を収集、常設展示しています。また、来日するインド人描き手の新たなアートの創造の場となり、その作品群はインド政府より量と質において世界に類がないものと高く評価されています。この美術館を拠点に全国への「出張展覧会」や、南の国の文化紹介などの文化活動をしています。2004年10月の新潟県中越大地震で被災のため、1年9ヶ月間休館しておりましたが、2006年7月22日、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006協賛「インド民族アートの世界」展にて再オープン致しました。

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