February 17, 2006
スプリング カミン?!
毎年12月の初め頃には、越冬用の野菜をまとめて買って保存しておく。ジャガイモ、玉葱、キャベツ、大根、人参、白菜、ゴボウ、それに長芋、里芋、長ネギなどだ。しかし、毎年のことだが、必ずといっていいほど、春先には傷んでしまった野菜を処分せざるをえなかった。なかなか計算通りにはうまく使い切れないのだ。今年は数を少なめに抑えたし、昨年のように突然水が50日も出なくなるなんてこともないので、野菜の減りは順調だった。先週新しいジャガイモの箱を開けたら芽が出始めていて驚いた。まだ2月になったばかりなのに。最近では白菜がかなり傷んでいて、思わず、もったいなーい!と声に出してしまったほど。まだまだ白菜漬けにして食べたいのに。もう4個しか残っていないうちの3個は、傷んでいた所を取ったら、元の大きさの3分の1くらいになってしまった。大根もそうだ。そう言えば1月の後半に暖かい日があったが、3月から4月初旬の暖かさだと天気予報で言っていた。野菜たちはどんなセンサーを持っているのか、温度変化を感じ、春と勘違いしてしまったに違いない。
昨日窯入れだけ行ったテラコッタの今日(2/15)は火入れの日。いよいよ制作されたテラコッタに命がふきこまれるのだ。ララさんと朝公民館に向かった。今週末の「十日町雪祭り」の準備で、道路の除雪が急ピッチに行われていた。本来の道幅を出すために雪庇を落とし、雪壁を削り、ロータリーで飛ばし、あるいはダンプカーで運びといった具合に。町なかの家の屋根には雪がほとんどない。道路は、昨日、今日の雨でアスファルトが出ていた。それだけでも春めいた景色だった。「スプリング カミン」とララさんが言った。私もそう感じはしたものの、まだ2月の半ばだから、まだまだ寒波は来るし、雪は降るんだよと言いたかったのだけれど、運転していたので、とっさには言えなかった。
夕方資料を探しに美術館に行って、しばらくして戻ろうと外に出たら、靄がかかっていて小雨が降っていた。雪降ろしでできたいくつもの小高い雪山を上り下りしながら歩いていると、左手のブナの森から「ホホー、ホッホホホー」と今年初めてのフクロウの鳴き声が大池に響いてきた。自分の耳を疑って、歩みを止めた。サクッサクという少し緩んだ雪の上を歩く自分の足音が消えた空間に、再び「ホホー、ホッホホホー」と響いてきたのだ。やはり春がきたのかもしれない。(by Matsui)
